MOMO Prototipo ステアリング

2004.5.29


今まで英国のMOTO-LITA(モトリタ)製のステアリングを使用していた。
デザインもとても気に入っていたし当時日本ではナカナカ入手出来な
かったタイプを個人輸入してかなりの自己満足度であった。
しかしながら、MAZDA用のボスが短い事とステアリングがフラットタイプ
といって真っ平らな形状であった為ハンドル位置がかなり遠い状態で
ウインカーレバーとの隙間も指2本程度と、ハッキリ言って使い辛い
状態であったのですが
まぁ、格好良いので許す!
とばかりに使っていた。
しかし、先日パワーステアリングと決別し重ステとなった今は話が少々
違って来た。
遠いステアリングでは機敏な動作がやりにくい。力が入りづらいのだ。
WRCマシンなどを見れば分かると思うがハンドル操作を優先すると
あのように超ディープコーン形状で胸元にステアリングを近づけてる。
もう少しハンドルが近ければなぁ・・とおぼろげながらに感じていた。

そんな時、ナニゲに某クションを見ていたらイタリア名門MOMO社製
Prototipo(プロトティーポ)という タイプが出品されていた。
実はこのモデルは以前から目を付けていたタイプであったのだが
まぁ、さほど珍しいモデルではない。マニア度は低いと言えよう(笑)
とは言え、非常にクラシカルな形状であり まさに自分好み。
MOTO-LITAをかなり スマートにした感じで正直ロードスターには
こちらが合うだろうと感じた。
という訳で、ちょっと値は張ったがMOTO-LITAもそこそこ高く売れる
だろうという事で落札してみた。

で、届いたのがこちら。

これがMOMO社製ProtoTipo。
スポーク部はシルバーであるがヘアライン研磨なので光沢は鈍い。
ちなみに私は鏡面研磨大好きだ。
当然研磨します(笑)

これがスポーク部の拡大。ヘアライン研磨で鈍い光沢の部分が初期状態。
左上が少し研磨してみたところ。

このヘアラインの傷は結構深く入っていたので研磨番手は240番からスタート

240番でヘアラインを消し去って400→800→1000と表面を整える。
最後は定番のメタルコンパウンドだ。
今回は入魂の手研磨。念と魂をこめて磨き上げた。
終盤にはかなり指紋が怪しい事に(笑)

で、最初はこんなだったのが・・・・

こんな感じになりました。

「ProtoTipo」の文字は消えてしまった・・・(-_-;;
んが、やっぱり鏡面研磨したほうがグリップ部の黒が映えます。


さて、今まで使ってたモトリタとの比較。

やはり、MOMOの方が随分シャープに見えますね。
しかし、作り自体は圧倒的にモトリタの方が上。
革もモトリタの方が上質だし、スポーク部の肉厚もかなり厚いので
しっかりした感じがする。ただしめちゃ重い(笑)
外径はMOMOが35cmという事で少し小さくなった。
握った感じはMOMOの方が細い。
一言で言うとMOMOは華奢。

で、横から見ると

この様に随分違うのが分かる。3cmぐらいMOMOが高い。
とは言っても、これがほぼ普通であり、純正と同程度になる。
今までウィンカーとの距離が指2本しかなかったのもうなずけるでしょう。


という訳で装着してみました。
自画自賛ではありますが、やはりロードスターにはこっちの方が合うなぁ。
操作性もかなり向上しました。

それにしてもMOTO-LITA。手放したくない・・・。
出来る事なら部屋に飾っておきたい。
比較して分かったMOTO-LITAの良さ。
でも、操作性悪いのできっと使わない・・・。

ま、お金ないので売っちゃいますが(笑)